STORY
人とペットが本当に安心できる環境ってなんだろう?
ラブラドールレトリバーの愛犬クロロは、私にとってかけがえのない存在です。
クロロと過ごす毎日は、ささやかだけれどとても幸せな時間でした。
しかし、そんな穏やかな日々は、ある日突然の出来事で一変します。
私が不在中に、なんと家が火事に…。
留守にしている中、クロロが無事に救出されたのは、本当に不幸中の幸いでした。
突然住む家を失った私たちは、急いで新しい住まいを探すことに…。
ところが、ペット可のマンションはすぐには見つからず、やむを得ずクロロは一時的にペットホテルに預けることになりました。
その日から、私は毎日クロロに会いに行きました。
ですが、そこには大きな不安と寂しさが待っていたのです。
– 狭いゲージに閉じ込められた生活
– 外からは様子がわからない閉鎖的な環境
– スタッフの対応に対する不信感
クロロも私も、毎日が不安と寂しさでいっぱいでした。
この時のつらい経験は、今でも忘れられません。
当時はまだ、ガラス張りの店舗はほとんど存在せず、「お預かり」や「トリミング」は閉ざされた空間で行うのが当たり前でした。
しかし私は、愛する家族を預ける場所だからこそ、 “中が見える安心” を大切にしたいと考えたのです。
そこで私が思い描いたのは――
ガラス張りで広々とした空間。
誰もが見守れる、明るく開かれたお店。
そしてそこが、『もうひとつの家族、安心できる場所』になること。
その想いこそが、私の原点になりました。
愛犬を預けることに、不安や心配を感じたことがある方は、きっと私たちだけではないはずです。
大切な家族だからこそ、本当に信頼できる場所に預けたい——
こうして、2009年8月、新しいスタイルを取り入れたドッグスクール・ホテル
「わん子ん家 ひまわり幼稚園」が、枚方・くずはに誕生しました。
火事という困難を一緒に乗り越えたクロロは、「犬の先生」として活躍。
飼い主さんと愛犬が、より良い関係を築けるよう、たくさんのご家族に寄り添ってきました。
そして、2020年9月、クロロは私たちのもとを旅立ちました。
開業当時から、ペットを取り巻く環境も少しずつ変化してきました。
それでも私たちは、これからも変わらず「ペットの幸せ」を真っ直ぐに考え続け、歩んでまいります。
代表取締役会長 谷山政明





